托鉢(たくはつ)のお坊さん

ポーズの前にこころのヨガを

「托鉢のお坊さんは、貧しい人にほど寄って来る」という話を聞いた。 貧しいとは、お金のことだけではない。特に心が貧しい人・心にゆとりがない人にだ。

「私には今そんなゆとりはない。何にこのお金を使うの? 寄って来ないで」と逃げ腰の人にほど、寄って来られるお坊さん。

人は誰でもお金がないと、つい心まで貧しくなってしまう。そんな人の心の弱さを戒めるためである。

僧が、鉢を持って道行く人や家々の前に立ち、米や銭を乞う托鉢の修行は、そんな心の貧しい人を見極め、そういう人々を悟らせ立ち直らせるための修行でもあるそうだ。

さらに言えば、心にゆとりのあるお金持ちからたくさんのお布施を集めてしまっては、僧自身としての修行にならないという事もあるのだろう。  

学校の授業で、先生から当てて欲しくない時に限って当てられたり、PTAの役員になりたくないのにクジで当たってしまったりという経験はないだろうか?

神様仏様はそんなマイナスのオーラ(気)を見逃さない。「ないとき」ほど世のために「出す」ことを、「後ろ向きなネガティブ思考」の人ほど「前を向く」ことを教えて下さっているのだろう。  

「気」というのはスゴイ!! 気の持ち方次第で人生を劇的に変えられる。気合を入れて弱気を強気に、病気を元気に、いつも健気に「前向気(き)」に過ごしていけば、きっと良いことがたくさん押し寄せて来るはず。

「『気』は心。『気』持ちが人生最大の道しるべ」と、あるヨガの大先生も言っておられた。

 最近は中々お見かけすることもないが、もし  いつかどこかで托鉢のお坊さんを見つけたら、お金にゆとりがなくても、たとえ1円玉でも10円でも「気持ちだけは1億円ですよ」などと進んで入れてみたい。

いや托鉢のお坊さんに会えなくても、募金活動をされている方々にも協力したい。相手は誰でも良いのだ。誰のためでもない、自分自身の「前向気」に生きる姿勢として。

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