そうまでして長生きしたくない

ポーズの前にこころのヨガを

「そうまでして長生きしたくない」とよく言われる。 この場合の「そうまで」とは、好きな物を我慢して「高い」と言われている自然食を食べることである。

自然食品店を創業して19年になるが、未だにこの偏見をどうすれば払拭できるのかと悩む。 

単純に{ヨガの正食の教えを実践している}と言ってわかりづらい。

「わかってくれない人は無視しないと仕方ない」では、自然食品店を営んでいる意味がない。

「商品を売って利益を上げる」ことだけが目的の商売なら、薄利な自然食品店などとてもやってられない。 「伝える」ために営んでいる。エラそうにと思われようが「使命」とまで思っている。 

* 伝えたいこと

① 自然食は長生きするためのものではない。 元気なまま寿命を迎えるためのもの。 たとえ病気になっても治りやすい体質をつくり、長患い(ながわずらい)せず家族に迷惑をかけず「ポックリな死」を迎えやすくなる

② 自然食で育った子供たちは、とても穏やかな性格で理性的で優秀である。 「キレる」とか「やる気がない」「ひきこもり」などとは別世界。

③ 自然食は決して高価ではなく妥当な価格である。 農薬や添加物など、コストを限りなく下げることが可能な石油由来の使用をせず、たとえば防腐剤の代わりに天然クエン酸やわさびなどの天然の物を使うため、一般の物と比べるとどうしても大量生産ができず、その分コストがかかる。「大量生産型不自然食」と同じ土俵には上がれない。

④ 自然食はお・い・し・い。素材の味わい、天然の味わい、季節の味わいには素直に心身が悦ぶ。石油由来の「作られた味・香り・色」はとても及ばない。

⑤ 自然食の普及は環境汚染・食糧難・水不足の解消など地球環境の改善に貢献する。土地も河川も汚染しないし、動物性を控えることで、家畜の餌になる多大な穀物や水と輸送エネルギーが削減できる。

「食は運命をつくる」と言われている。生きるために必要不可欠な「食」という物(事)への価値感や捉え方ひとつで、「変わること」「変えられること」があるということを知って欲しいのです。

「長生きせんでもいいとです」よ。 「死ぬまで元気で」そして世の中のお役に立てられるのなら。

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